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空手(武道)は「動のセルフコントロール」には最適です!
毎週土曜日は、横浜で空手の指導を行っています。

私自身、田舎(福岡県)にいる時から、最初は沖縄にその源流がある空手を習っていて、神奈川に来てからは極真会館に席を置いていました。
もともとは、不登校の子供達を診ていて、彼らの方から「空手を教えてほしい…」との要望に、近所の集会室などを借りて、クライアントのため小規模で指導していたものでした。
ところが、何年か前、精神病的な30代の男性が突然包丁を持って、たまたま練習中の集会室に乱入し (ラッキーな事にちょうど休憩時間で入り口近くに私がいた)それを病院送りにしたことから入門問い合わせが増え、それを機に自治会に正式に空手部として登録し、現在に至ります。

今では、一般クラスは小2〜大人(40代)までの約40名、知的障害者のクラスが約10名、明日の大山倍達(おおやまますたつ:極真会館初代総裁)目指して頑張っています。
知的障害者のクラスは私一人ではとうてい無理なので、一般クラスの黄帯以上の男女数名が、毎回ボランティアで出てくれています。 自分が心身ともに強くなれば、心から社会的弱者に対して優しくふるまえるようです。 これぞ、石舟斎曰く「活人剣」、私達風に言えば「活人拳」なのでしょうか?

では、わが空手部をちょっとだけご紹介します。 押忍!
下は小学校1年生から、上は40代の大人まで男女合わせて約50人が頑張っています。
また、知的障害者の特別クラスもあり、あらゆる意味でのセルフコントロールなのです。
>>> 2006年色帯授与式にて <<<
【少年部】・・・知的障害者クラス
≪少年部≫は9年目になりますが、はじめからあったわけではありません。
敬愛する、元極真会館最高師範、現・誠道塾総裁;中村忠先生(アメリカ在住)の『人間空手』に惚れていることもあります。
もともと地区の障害者団体の顧問をしていて、あるご両親から 「何か運動をさせたいが、先生、アドバイスよろしく…」という一言がきっかけでした。
この時点で、すでに一般の部(空手部)は発足していたのですが、ふと、中村先生の『人間空手』のことを思い出し、チャレンジしてみることになりました。
アメリカ ・ 誠道塾総裁・中村忠先生のエピソード
・・・・・・私は、いわば空手家としてはエリートコースを歩んできたため、空手とは肉体的な強さを第一として考えることになんの疑問もいだいてなかった。
しかし日本をたち、アメリカという異境にふれ、はじめて強さというものを根本から考え直す機会にぶつかったのだ。

あるとき私の友人が、自分の友人の個人レッスンをしてくれないか、と頼んできた。気軽に承諾した私は、その夜、道場を訪ねてきた人を見て驚いた。彼は手足が不自由であり、手が腰から上へあがらない。道着を着るのもひと苦労だったのだ。

私は大きなショックを受けた。
いったいこの人に何を伝えればいいのか ? 何を教えることができるのか ?

これまで何十年も空手をやってきて、それなりに指導者としての自負を持ちはじめたころだったが、しかし、私はその人に伝えるべき空手をほとんど持っていないことに気がついた。私が知っていたのは、健康な若い人たちが強さを目ざすときの空手だった。
では、体の不自由な人が学ぶ空手はないのか ? 彼のように体にハンディキャップを負っていても、強くなろうとする人の意志にこたえる空手はないのか ?

強い人間がさらに強くなる小さな空手ではなく、本当に弱い人間が強くなるための大きな空手を目ざそう、と私が誓ったのは、私自身のこんな経験からだった・・・・・・
中村先生とお弟子さん
中村先生による 『人間空手』 のプログラムは完璧です。
色帯以上になると、ボランティアを経験させたり、今では薬物中毒の患者たちや刑務所で服役中の囚人たちの更生プログラムに先生の人間空手が取り入れられ、その成果をあげられています。

私も遠くおよばないまでも、せめて目の届く範囲内で、少しでも先生の「人間空手」に近づきたいと思いますが、「言うは易し、行うは難し」で、彼らに空手の“いろは”を教えるのは大変なことでした。 
さまざまな試行錯誤のうえ、今の練習メニューができあがったのです。 
まだまだ改良の余地はあると思うので、気がついたらドンドン前向きにトライしていきたいと思っています。
それでも最近は、9年間の努力のたまものか、「先生、風邪をひかなくなりました…」、「体力がついて頼もしい…」 などの声が聞こえてくるのが一番の喜びとなっています。

ボランティアとして協力してくれる一般部の色帯たちにも感謝、感謝! 彼らの協力なしにはここまで続けられなかったと思います。 
まさに、石舟斎の言うところ「活人剣」;われわれは「活人拳」、であります。

今後ともみんなで協力し合い、私なりの『人間空手』を追求し、遠く及ばないまでも、中村先生の境地に少しでも近づきたいものです。
少年部(知的障害者クラス)

中央の女の子は、一般部からのボランティアです。


↑↑
少年部は、親子での練習も行っています


ボランティアの女の子を相手に練習します →→
【一般部】・・・一般の部  藤田と弟子たちです
おチビさんたちもいますよ〜 ( ̄∀ ̄* )
藤田でございます(笑)
はじめは他人に教えるつもりはありませんでした。

野外で自分の健康のためにと自主トレをしていた時に、当時診ていた不登校(イジメによる)の子と遭遇、次に診たとき「先生、あれは空手ですか ? 僕にも教えてくれませんか・・・」 これがきっかけでした。
当時、いわゆる“ひきこもり”が四人(17歳、16歳、14歳、12歳いずれも♂)もいて、どうやって自信をつけさせようか思案中だっただけに彼の一言は“渡りに船”となりました。

さっそく、野外で練習が始まった。真冬の12月、外での稽古はこたえるが、みんな文句も言わず黙々とメニューをこなしてくれました。 
特に12月28・29・30日の合宿特訓では、一日5時間の強行メニューをあごを出しながらもクリアーしてくれました。
最後の日は一人一人ハグしてやり健闘をたたえ、全員でパッーと忘年会と洒落こんだものです。
やがてその光景を見ていた近所の不良グループや、ごく普通の子などからも 「先生、カンフーですか、空手ですか ? うちらにも教えてくれませんか?」 などの声があがり、“ひきこもり君”たちにもいい刺激となると考え入門を許可したという訳です。 (この頃から集会室を借りての稽古となる)
はじめは戸惑っていた彼らでしたが、一緒に汗をかいて辛苦をなめている間に、だんだんと普通に人間関係がとれるようになってきました。

かくして、わが空手部の母体が出来上がった。

そして、あとは上に書いた通り。包丁所持男乱入事件を境に、自治会に登録して正式な『部』とさせていただきました。
現在は小学校のコミュニティーハウスを借りて、障害者クラスも含めて総勢約50人(小2〜40代大人まで、約30%が女性)が稽古に汗を流しています。
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